みにゃさまと一緒につくる連載、「保護猫しあわせ物語」。
Vol.99は、飢餓状態から救われてふっくらかわいく成長した「がろん」ちゃんのお話です。
姉の家の周辺で何日もウロウロしている痩せた子猫がいたらしく、「保護したら飼える?」と連絡がきて了承した2日後の早朝に「つかまえた!!!」と。すぐに電車に乗り、30分ほど――。
お風呂場に隔離された痩せた......子猫???! と思いきや、明らかに成猫でした(笑)。
すぐに病院に連れて行くと血液検査の結果がとても悪く、持病なのか飢餓状態が長くこの結果なのかは今の段階で判断できないと。
我が家は先住猫がいたため保護猫ちゃんは寝室のゲージの中で隔離。
最初は触ることを許されず、知らない場所にとても怯えてました。
風邪も引いていたので鼻が詰まっていて呼吸も荒く、目を離したら死んでしまうかもとずっと心配していました。
仕事のお昼の休憩にはいつも自転車を飛ばして様子を見に帰りました。
人間は怖いけど先住猫の存在は気になるらしく、寝室の少し開けたふすまからいつも先住猫を目で追っていました。
1ヵ月ほど経ち、少し慣れてきた頃、部屋を自由にさせていたらなんと足元にすり寄ってきてくれて頭を撫でさせてくれました。
嬉しくて焦りすぎて写真はぶれてしまいましたが今も宝物です。
無責任な餌やり場にいたらしく気が弱くやさしい子なので、食いっぱぐれて飢餓状態になってしまったようです。
元々ねこがすきなようで、この子のあと2匹保護することになりましたが、どちらの子もとてもよく面倒を見てくれました。
食べることがだいすきで、飼い主の外出は嫌いで、目の前でごろんして行く手を阻む甘えん坊です。
保護時は推定1歳で1.8kgしかありませんでしたが、今年3歳になり4.9kgと大変立派になりました。
冬毛はおまんじゅうのようで、とてもかわいいです。
(がろん/3歳 ペンネーム: 遠いさんより)
スタッフより
みにゃさまからの、「保護猫しあわせ物語」を募集しています。
保護される前、または家に迎え入れる前のエピソード(Before)と、家に迎え入れた後しあわせに暮らしているエピソード(After)の2つを盛り込んでお送りください。
ご応募いただいた作品はリサイズや加筆修正等させていただく場合がありますのでご了承ください。
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ちょっとスコが入っているようで可愛い! それにしても、ふっくらとなりましたね。いかにも柔和そう。
by JPの母 2022-05-28 12:48
ガロンちゃん、スコティシュのようですね。幸せそう!保護してくださりありがとうございます。
by momo 2022-05-28 13:54
骨と皮からふっくらした姿への変化がとても幸せそうでうれしいです。
by ぺんね 2022-05-30 01:18
病院へつれていくか、見守り続けるか、とても勇気がいることだと思います。
がろんちゃん、家族に迎え入れてもらいよかった!お耳もお顔もしっぽもかわいい。
遠いさん、ありがとうございました。
by もり 2022-05-30 08:53
ガリガリで病気にかかってたガロンくんが、幸せになれて本当に良かった。
ふっくら可愛くなって、同居猫さんと抱き合って幸せそうに寝ている写真を見て、うるっとしてしまいました。
by しーまま 2022-05-31 11:56
スコティッシュを飼っているのでコメントせずにはいられませんでした。
野生のスコちゃんはまずいませんよね。
と言う事は捨てられたのですよね(泣)
生き物を捨てると言う言葉が全く理解できません。
どんな思いで知らない外の世界をウロウロしていたのか…
お写真に写っている骨と皮のようにガリガリになるまでどんなに心寂しく辛い思いをしてきたのか…
飼い主様に家族に迎えられて初めは怯えきっていたとの事ですが、嫌な思いをさせたのも人間だけど幸せにしてあげられるのも人間だよと人間に対して嫌な人ばかりではないと思ってくれているとふっくら幸せそうながろんちゃんをみて思いました。
長々と失礼しました。
by むーちゃん 2022-05-31 20:15