[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

りんちゃん（10歳）・りおくん（7歳）姉弟のおうちには、家族のみんなから愛され、大事にされている猫が2匹います。



りんちゃんに抱っこされているのは、白黒のみるちゃん。



お母さんにおやつをもらっているのは、キジトラのるるちゃん。るるちゃんは、ちょっと人見知りで、お客さんにビビってキャットタワーのボックスに隠れてしまっていたところを、お母さんにおやつでおびき出されたのです。



みるちゃんも、ちゃんとおやつをもらいました。
この8月で、みる・るる姉妹がこのおうちにやってきて1年がたちます。



去年の8月。猫好きのお母さんがずっと猫を飼いたくて、何度も譲渡会に足を運び、生後３か月くらいだったみる・るるに巡り合ったのでした。



2匹は、ケージの中で寄り添い合っていました。
5月に、海辺の草むらの端っこに姉妹3匹でいたのを、仕事のパトロールで海辺に立ち寄った人に見つけてもらったのです。もしかしたら母猫がいるかもしれないと思ったその人は、何時間か待ってみたそうですが、母猫は現れず、捨て猫と判断。保護したものの自分では飼えなかったため、保護活動ののボランティア・メンバーである女性に電話。3匹は、その女性に託されました。
もう1匹のうるちゃんは、猫風邪ウイルスのためか、片目が白濁していたため、その治療もあって、その時の譲渡会には参加していませんでした。

りんちゃんは、会場で、ひとめでこの子たちが気に入りました。
小学校1年生の時から、地元の地域猫のお世話をするボランティアに登録し、最年少で活動に参加しているのですが、お世話をする仲良しの猫たちに2匹がよく似ていたからです。



お母さんは、子供の時から捨て猫を拾っては育てていた猫好き。りんちゃんとりお君にとっては、初めて暮らす猫です。

1年生だったりお君は、猫と触れ合うのは初めて。走って向かってくる猫が嚙みつきにくるのではないかと、最初は怖かったそうです。 でも、すぐに触れるようになりました。



「初めて触ったとき、すごく柔らかくて、気持ちよかった！」そうです。
2匹は、毎日大運動会を繰り広げ、すくすく大きくなりました。



りんちゃんのランドセルに入ってみたり、



りおくんが宿題をするのを監督（じゃま）したり。



でも、くっついて寝て、耳元でゴロゴロゴロゴロいうのが、かわいくてなりません。
お父さんは、犬派だったそうですが、帰宅時には、るるちゃんがベッドの上でゴロゴロいいながら撫でてもらうのを待ちかねているくらい、猫かわいがりになってしまったそうです。
「あんなにも、変わってしまうなんて思ってもみなかったわ」と、お母さんを呆れさせるくらいに。



「最初は1匹迎えるつもりで探し始めたんですが、きょうだいでもらって、ほんとうによかった。子どもたちも、猫が来てから穏やかでやさしくなりました」



日曜日の今日は、りんちゃんのお友達も遊びに来て、一緒に猫たちを可愛がっています。



もうすぐ夏休み。毎日いっぱい可愛がってもらえるね。



もう１匹のうるちゃんは、右目に白濁が残りましたが、とびきり愛らしい猫さんに育っています。もうすぐ譲渡会に参加の予定です。きっとうるちゃんにも、「うるちゃんと出会うのを待っていたよ」という素敵な家族が見つかることでしょう。

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