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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年10月31日

「特定非営利活動法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:北海道札幌市

〇『よっしし』の保護ストーリー
追分(おいわけ)ソーランライン
海沿いの景色や景観を楽しめる北海道でも有数のスポットです。そこには野良猫や捨て猫の物語が数多くあります。 岩内(いわない)町からの相談が入り、札幌から車を走らせました。海沿の景観も素敵ですが新緑が映えた山側の壮大な景色も圧巻です。相談者が既に保護していた猫2匹を引き取りに行くと、その近隣の公園にわらわらと野良猫が集まってきました。
その中でも一際目を惹くねこがいました。涎でベタベタになった被毛に覆われ、尻尾はドレッドの様に固まりズタボロでヨレヨレのその姿に思わず目を背けたくなりました。

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全身でアピール。人にかなり慣れています。

『無理、無理、無理〜あなたを連れ帰るわけにはいかないの!!』

北海道全域は元より沖縄からもレスキュー猫がどんどん入居してきて、ツキネコはキャパオーバー、スタッフも疲弊しています。
『なんで、私の前に現れるかなぁ』そう思いつつも、 気がつけばスタッフLINEにこの画像を送っていました。
『わぁ、すごく可愛い!』『どうせ連れてくるんですよね』

ハイ!連れて帰ってきましたよ。 長毛種のこの猫はご近所の皆さんのお話ではどうやら捨てられた様です。長い毛が絡まり尻尾は無惨でした。涎のせいでベトベトです。ガラガラの身体、FIVキャリアだろうと推測されました。
あまりに酷い状態なのでとりあえずバリカンで毛刈りをしてから次の日病院へ向かいました。(大人しく刈らせてくれたのも弱っているせいなのか?)

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なでると気持ちよさそうな表情をしてくれます。

検査結果は問題なし シラミも、マダニ、回虫も、内臓の検査もクリア。歯肉炎などの口内の問題はあったもののノンキャリアでした!
保護してわかったことは、この猫はとにかくおっとりしていてマイペース。野良猫ではなく人に可愛がられて暮らしていたと推測されます。

名前は《よっしし》に決まりました。

後日、抜歯手術と巻き爪の手術を行いました。とにかく食欲旺盛で、術後も我先にとご飯を食べに来ました。かなり痩せ細っていたので体力が持つか心配でしたが、しっかりご飯を食べてくれて一安心です。口内環境も改善されたようで、涎の量も減ってきました。
今はスタッフやボランティアさんに可愛がられながら、新しい里親さんとのご縁を待っています。
(2022年6月22日現在)

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表情も穏やかになり、だいぶ綺麗になりました。

この猫は保護することができましたが、あの場所にいた沢山の猫達がこのままだと繁殖を繰り返すことが懸念されます。北海道の海沿いの街で極寒の冬を越せる猫は僅かなのです。
1匹でも不幸な猫が増えない様に、地域の皆さんとの連携を取ることで解決策を模索していきます。


<ご支援くださっているみなさまへ>
全国の皆さま、いつも当団体をご支援いただき誠にありがとうございます。
2022年5月単月だけで保護頭数は100頭を超えるという団体設立から初めてのこととなりました。
お陰様で譲渡、トライアルともに順調ではありますが、今後も保護頭数は増えることが予想されます。
当団体では保護活動の他に、保護猫カフェを運営しながら里親探しに尽力しており、イベントの参加やオリジナルグッズの販売、ネット販売などで寄付だけに頼らないソーシャルビジネスの構築を目指しながら活動を続けております。
しかしながら今後も増え続けるであろう個人・行政からの相談を事業資金だけで賄うことは大変難しいことであり、皆さまのお力添えが必要不可欠です。
「不幸な猫を1匹でも減らしたい、増やさない」を胸に日々活動して参りますので、どうぞ引き続き皆さまの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。



「特定非営利活動法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道」
HP http://tsukineko.net/
blog http://ameblo.jp/tsukineko-hokkaido/
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