ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2022年11月14日

「非営利型一般社団法人ねこたまご」さまの活動レポート(2021年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:札幌市東区

毎年、雪融け後は数多くの猫の乳飲み子達が行政に収容されてきます。
しかし、母猫から離された子猫は自力では生きては行けません。さらに3時間おきのミルクが必要となるため、行政でも育てることは出来ません。
私達は、このように母猫から離れて行政収容となった猫の乳飲み子達を人口ほ乳で育て、家族を見つける活動を、11年前より札幌を拠点として行っています。

TNR活動が盛んになった事や、避妊去勢手術や室内飼いをする飼い主さんが増えたことにより、近年では乳飲み子の収容は減少傾向にありますが、代わりに高齢者が飼育していた高齢猫の飼育放棄や、多頭飼育崩壊宅からの飼育放棄が増加傾向にあります。
そのため、当会でも高齢猫や多頭飼育崩壊宅から収容となった猫の保護数が増えてきています。

nekotamago-220623-1.jpg
2022年6月14日保護の「防波堤に捨てられていた8頭の乳飲み子」

この子達は、北海道岩内町の防波堤に箱に詰め込まれて捨てられていました。
生後10日、生後2週、生後3週と母親の違うと思われる猫達です。避妊去勢手術をせずに家猫達から産まれてしまい、捨てられたのかも知れません。
その後、警察が回収し保健所へと収容され、ねこたまごに保護依頼が来ました。
幸い8頭ともそれぞれ預かって頂いているミルクボランティアさんの元で、沢山の愛情を受けすくすくと元気に育っています。

nekotamago-220623-2.jpg

nekotamago-220623-3.jpg
2022年4月15日保護の「ガブちゃん」

ガブちゃんは飼主だった高齢の男性が入院し、男性の家族により飼育放棄された子です。
管理センターに収容されてから、放棄されたショックで嘔吐を繰り返し、ご飯も食べられなくなりました。
管理センターでも吐き気止めの注射や補液等、処置をしてくれていましたが効果なく、日に日に目が虚ろになり、これ以上は体力が持ちそうも無いと判断して、ねこたまごで引き受けることになりました。

nekotamago-220623-4.jpg

この子は元飼い猫ですが、負傷者が何人も出ているかなり攻撃的な性格の子でしたので、毎日の補液や強制給餌にはかなり手こずりました。
(元飼い主宅ではリードに繋いだまま飼育されていたようです。攻撃的だからリードに繋いだままだったのかどうかは分かりませんが、どちらにしても猫にはストレスが溜まり悪影響しかない飼育のやり方です。)
保護して10日目、ようやくご飯が食べられるようになり、少しずつ体重も増えて、今では元の健康な体を取り戻しました!
そしてなんと、あんなに攻撃的だったガブちゃんが、今では人に甘えることを覚えたのです。

nekotamago-220623-5.jpg

去勢手術も終え、もうすぐ新たな飼い主を募集します。
穏やかに余生を送れる終の棲みかを見つけてあげたいと思います。


<ご支援くださっているみなさまへ>
フェリシモ動物関連基金を通してご支援くださる皆様へ
保護猫たちに必要な医療を施せるのは、ひとえにフェリシモ様動物関連基金を通してご支援くださる皆様のおかげです。心より感謝いたします。
今後もより充実した保護活動を続けて行けるよう、スタッフ一同邁進して参ります。
これからもねこたまごの活動への応援・ご支援どうぞよろしくお願いいたします。



「非営利型一般社団法人ねこたまご」
https://www.nekotamago.org/
  • ツイート
  • いいね!