今年も終わろうとしています。
仕事柄いろいろな景色を目にしますが、どんな風光明媚な景色よりも、猫がいる何でもない景色が一番と、いつも思います。
そう、ただそこにのんびりと猫がいるだけで。
今年最後の道ばた猫日記は、年末の松山庭園美術館を、ご一緒に巡ってみましょう。
庭園入り口で、オッドアイの猫に出会うかもしれません。
展示室に入れば、青い目の、若かりし頃のジョニー・デップ似の猫がお待ち受けをしてるかもしれません。
サロンの机の下もそっとのぞいてみてくださいね。
作品をじっくり鑑賞中の猫もいるかも。
展示室入口のマットが膨らんでいたら、けっして踏まないで!
分身の術を会得中の猫に遭遇するかも。
スタッフ席で休憩中の子も。
別館でも、猫と遭遇するかもしれません。
館主のコノキミクオ画伯の作品に紛れ込んでいる美術館猫がいるかも。
ここの猫たちは、何しろ神出鬼没ですから。
クリスマスの時は、ツリーオーナメントに混ざっていましたからね。
広い庭園に出てみれば、あんなところにも。
野外のガンダ(鉄くず)作品の一部に成りすましているかもしれません。
閉館まぢかには、石彫の猫椅子の上で夕闇に紛れているかも。
目下の展示は「ガラス絵展」。虎之介君の飼い主の花澤さんのひまわりのガラス絵をはじめ、趣向を凝らした美しいガラス絵がずらり並びます。
作品鑑賞ととともに、広々とした庭園散策や猫との遭遇も堪能できる松山庭園美術館は、感染対策万全で、お正月3ヶ日もやっているそうですよ!
サロン常駐の、一番若手の錦之介くんが、きっと笑顔で声をかけてくれるでしょう。
「やあ、いらっしゃいませ。ことしが皆さんにとってもいい年でありますように」と。
新しい年の初記事は、1月10日です。
※松山庭園美術館
千葉県匝瑳(そうさ)市松山630
年内の開館終了。新年は1月1~3日開館。6日から通常通り開館(金~日曜・祝日)
10~17時
1月15日まで「第4回煌めくガラス絵展」
「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。
『
猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを
『
寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。
『
猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。
『
里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。
『
しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
フェリシモ猫部の心温まるブログ、完全版として待望の書籍化!
写真
道ばた猫日記ライター紹介
佐竹 茉莉子(さたけまりこ)
フリーランスのライター。路地や漁村歩きが好き。町々で出会った猫たちと寄り添う人たちとの物語を文と写真で発信している。写真は自己流。著書に『猫との約束』『寄りそう猫』『猫だって……。』『里山の子、さっちゃん』など。朝日新聞WEBサイトsippoにて「猫のいる風景」、辰巳出版WEBサイト「コレカラ」にて「保護犬たちの物語」を連載中。
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芸術作品と自然、それに猫尽くしの松山庭園美術館は素晴らしい。佐竹さんの姿を見るとネコ達は安心するのか、みんないい顔している。分身の術には思わずほっこり。佐竹さんはじめワンニャンたち、保護活動の皆様、保護猫や外猫を受け入れたご家族の皆様、良い年をお迎えください。来年も佐竹さんのブログ、どんな愛に巡り合えるか楽しみにしています。
by Y.M 2022-12-27 15:57
茉莉子さん、「猫びより」読みました!
沢山の猫さん達に会える美術館、猫ももはや作品ではないか?と思えます。
どの仔も、個性的な顔、柄、性格、癖……
いつも素敵な写真、ありがとうございます。来年も、楽しみにしています。よいお年をお迎えください。
by ちぃ 2022-12-27 22:13
>Y.Mさん
はい、猫たちがいいお顔を見せてくれるのは、きっと「なんだ、お前かあ」と、私を猫扱いしているのではないかと……(笑)。よいお年を。
by 道ばた猫 2022-12-28 12:05
>ちぃさん
そうなんです!実物にまさる猫作品はありません。どうしてこんなに魅力的な造形が存在するのか…猫を描きたがる画家が多いのもうなづけますね!よいお年を。
by 道ばた猫 2022-12-28 12:07
美術館の猫さんたちに会いに行きたくなりました。
お外でゴロゴロしている猫さんをナデナデしていると、とても幸せな気分になれます。
煌めくガラス絵展もまだ伺ったことがないので、是非行ってみたいです。
問題は二輪は寒いんですよね、この時期...
今年一年、可愛い猫さん達の写真をありがとうございました。
ほっこりしたり、切なくなったりいろいろありましたが、来年も楽しみにしております。
良いお年をお迎え下さい。
by ヤンヤン 2022-12-28 13:07
素敵ですね~!松山庭園美術館の猫さんたちはみんな品があって自由気ままな感じもあってそしてキレイ~ほんとにどの子も個性もあっていいですね♪若かりし頃のジョニーデップ!ほんとですね(^-^)「ギルバート・グレイプ」の頃でしょうか♪いつかいつか必ず行きたい松山庭園美術館です!!
by とも 2022-12-28 20:42
うわ~ほんとにジョニー・デップにそっくり!分身の術のネコさんもツリーオーナメントのネコさんも、ガンダ成りすましさんも、みんなみんな可愛いですねo(^o^)o
実は、匝瑳市は息子が働いているというご縁もありますので、来年こそはぜひ美術館ネコさん達に会いに行きたいです。(本州の端っこからなので遠いですが、里山のちくわ君にもぜひぜひ会いたいし… ♪)
佐竹さん、今年もたくさんのエネルギーとほっこりをいただき、ありがとうございましたm(__)m
毎週火曜日が楽しみで、どの記事も平均10回は読んで味わい尽くしています(笑)
(美術館や里山シリーズは軽く30回以上… 笑笑)
来年も優しさあふれる温かい記事を楽しみにしています!
by ぴっころ 2022-12-28 22:53
美術館の猫たち、ほんとうに自然な姿で作品の中に、美術館のあちこちに紛れ込んでいますね。先生の作品の一部みたいに。今年もたくさんのあたたかい想いに触れさせていただきました。幸せになった猫たち、猫に幸せにしてもらって人たち、道ばた猫さんの愛が溢れている文章と写真。このブログでしあわせな気持ちになりました。来年も、楽しみにしています。
新しい年が猫たちと猫を愛する人たちにとって、そして地球の生きとし生けるものすべてにとって、良い年になりますように〜!
by ruineko 2022-12-30 00:54
>皆さま
年末のご挨拶と、コメントへのお返しが年を越してしまって、申し訳ありませんでした。
今年も、道ばた猫日記を、愉しく書かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
by 道ばた猫 2023-01-05 13:36
>ヤンヤンさん
今年もよろしくお願いいたします。2輪で行動なさるんですね、カッコいいなあ!
美術館、半日たっぷり楽しめますので、ぜひ一度。春の猫展がおすすめです。
by 道ばた猫 2023-01-05 13:38
>ともさん
いつか絶対行きたい場所があるって、愉しいですよね~。私も、コロナが収まったら行きたい場所がいくつかあります。今年、幾つかかなうといいな!
by 道ばた猫 2023-01-05 13:40
>ぴっころさん
ええ~!何回も読んでくださってる!今年の励みになります。ありがとうございます。
里山は去年あまりいけなかったのですが、今年はせっせと通いたいと思っています。
by 道ばた猫 2023-01-05 13:42
>ruinekoさん
しあわせになった猫たちと、猫たちにしあわせにしてもらっている人たちが、あふれすぎてもう書ききれない!世の中になりますように!今年もよろしく。
by 道ばた猫 2023-01-05 13:45