フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:宮城県内
水の森44+α保護の依頼について。
水の森は借家でした。その借家に高齢の夫婦がおられました。
家を借りていた年数は不明ですが、不妊せずに増やした猫が庭にも溢れ、近所からも苦情が有ったそうです。また、家賃滞納も数年あったこともあり強制退去になりました。
強制退去の朝、執行官からの電話で現地の水の森にまいりました。
執行官、不動産会社、大家立ち合いの中に遅れる形で現地に着きました。
強制退去の際の荷物を持ち出すべく待機する、行政より依頼された業者さん達。
開口、「借主さんは?」とお聞きしましたが、既に出て行った後でした。
狭い通路を裁判所経由の不動産、家財処分業者が荷を運んでおりました。
その中で残された猫の頭数を1人数えました。残された猫は40匹を超え、天井にも隠れておりました。
全ての猫を早急に連れていって欲しい。
『どこに?』
本来であればこれは家主の問題です。
しかし、私達は残された猫の命を助けたくて負けてしまうのです。
何の罪もない動物を悪者にしてはいけない。
全て手弁当と支援者様に助けられながら、保護活動をしています。
壊れた天井裏に逃げ込んだ猫達も大勢いました。全頭捕獲するのに膨大な時間を費やしました。
突然入ってきた大勢の人に驚き、隅に固まって逃げる猫達。
大勢の人の出入りに驚き、隙間を見つけては、隠れる猫達。
壊れた天井裏から外へ出たと思われる猫達。この猫も捕獲しました。
<ご支援くださっているみなさまへ>
1人のご婦人から、「中山に空き家が有るので使ってください」との有り難いお話がありました。
我々は無償で提供して下さった家に、水の森の猫達と作並に居る猫達をこの中山ハウスに移動させ、ここを『おりネコ』の本拠地として活動をしておりました。
移住した後で、この家は住宅地のために畜舎としての利用が出来ないことが解り、仙台市の町並形成課から指導を受けながら日々を過ごしております。
1月末には、あるいはもう少し延ばしてくれるかは分かりませんが、このままでは行政執行もあり得ると思います。
私達にはクラウドファンディングに挑戦をしてハウス購入資金をお願いできる力はなく、やがて『おりネコハウス』は動物達の行き場すら無くなります。私達は窮地に立たされております。
どうか、おりネコハウスにお力をくださいますようお願い申し上げます。
代表 岩渕 涼
「おりたてネコものがたり」
https://satooyaoritate.jimdofree.com/