[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

一気に春めいた先週の、ある日。
ぽかぽか陽気の中で、気持ちよさそうにひなたぼっこしている三毛さんがいます。



「ふわあああ～。春ってなんて気持ちがいいいの」



ミーちゃん、こんにちは！
また今年も、春のお庭とミーちゃんハーちゃんに会いに来たよ。
そう、この日訪れたのは、去年の4月に初めて訪れ「絵本の世界へようこそ」でご紹介した、「やすんば自然園」です。
今年の春の庭公開をずっとずっと楽しみにしていました。



まさに絶好の春びより！



ハーちゃんは、「いらっしゃいませ」をしたあと、そさくさと広い庭に出ていっちゃったけどね。



「私が案内したげる！」と、張り切るミーちゃん。



「休み休みね。だって、ここは、もともと村の人たちが集まって休む場所だったから、「やすんば」と呼ばれてたところなのよ」
休み場が「やすんば」になったというわけ。



ここは、建築家の瀬谷さんが、長い年月をかけ、コツコツとセルフビルドした家と庭。
石灰岩の割石を積んだ「石積の館」を中心に、南北に長い半島状の理想郷なのです。
前庭の花たちは、これからいっせいに咲き始めます。



今、前庭の池では、ウシガエルの産卵時期。



ひと雨ごとに草花がぐんぐん伸びる、階段下の広い原っぱを横切って......。



「石積の小屋にも寄ってって」



「ここは、バードウオッチングにもってこいなの。あたしのポーズは、これでいい？」



里山の森を巡る散策路は、カタクリやクリスマスローズ、藪ツバキの真盛り。これからエビネがいっぱい咲きます。



「すごいでしょ。この道もあの道もお父さんが、トラクターで、ひとりで作ったのよ」と、トラクターの上でひと休みのミーちゃん。
ミーちゃんハーちゃん姉弟は、トラクターなどのリース会社で生まれて、ここにもらわれてきたのですって。



「入り口のこの石の窓も、あたしが座ると絵になるでしょ」



庭をたっぷり一巡してガイドしてくれたミーちゃん。
お父さんに、ごほうびのおやつをもらいました。



「それではちょっと失礼して。ここはご案内できないの」と、お父さんが作ってくれた秘密基地へのキャットタワーを上っていった、ミーちゃんでした。
ミーちゃん、名ガイドありがとう。また来るね！

やすんば自然園の今後の春の公開日は、4月と5月の第３・第４週の土・日・月曜日（１０：００～１５：００）です。
詳細は、インスタグラムyasunba902にて。