フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:
今年も5月辺りから子猫保護の依頼が当会へたくさん入ってきています。
出来る限り母猫・子猫の命を助けられるように地域の皆様と協力をしながら、これからもTNRはもちろんですが、保護活動にも力を入れていきます。
相談案件1(5月23日)
藤沢市にある運送会社から『どこに電話しても断られた』とのことで、平塚のら猫を減らす会にご相談がありました。
相談の内容は、集荷したコンテナの中に子猫が2匹いて1匹は捕まえて洗濯カゴの中に保護しました。子猫がいたコンテナの荷主様に連絡をしましたが「子猫のことは知らない」と言われ、連絡を下さった運送会社でも誰も引き取り手がなく、もうすぐ会社を閉めるのでどうしたらいいのかとのことでした。
とりあえず、当会の会員のところに連れてくるようにお伝えし、夜遅くに会員の家で保護ということになりました。
見つけられなかった1匹の子猫は、3日後に運送会社近くの林にうずくまっているのを運送会社の方が見つけ、再度ご連絡がありましたので同じ会員に保護をお願いしました。
3日ぶりに兄妹が再会出来て何よりです。
この2匹は、6月の譲渡会で一緒に里親さんが決まり幸せになりました。
コンテナの中にいた最初に保護された子猫(洗濯カゴの中)
コンテナの中にいて3日後に近くの林で見つかった子猫
相談案件2(6月15日)
平塚市内の商店の方から「隣のコインパーキングに停めてある車から子猫の鳴き声がする」とご連絡がありました。
その車の持ち主が分からないので車に触ることが出来ず、長時間見張っていることも出来ないとのことでした。連絡を頂いた商店の方に『車から子猫の鳴き声がするので、確認してください』と車に貼り紙するようお伝えしました。
同じ時間帯に別の方より、その商店から10メートル程のスーパー前の道端に「子猫がいて、車に轢かれそうで危ないから保護してほしい」とのご相談がありました。
その方に「とりあえずスーパーでダンボールを貰い、子猫を保護してもらえますか?」とお伝えし、無事保護出来たので当会の会員が引き継ぎました。
翌日に商店の方に「昨日の車の子猫はどうなりましたか?」と聞いたところ、「車の持ち主が来たのでボンネットを開けて一緒に探してみたが、鳴き声は聞こえず子猫の気配もないのを確認してから車を動かした」とのことでした。
同じ時間帯に同じ場所で相談があった経緯から、スーパー前の道端で保護された子猫はおそらく車にいた子猫で、ボンネット内には入っていなかったか、車を動かす前に車から離れることが出来たのだと思います。
事故に合わず無事保護されて安心しました。
その子猫は車のボンネット内にいたかも知れないという相談の所以から「ボンちゃん」と名前をつけ会員が保護し譲渡へと繋ぎます。
車の下かボンネット内にいて、近くの道端で保護された子猫
今回の件のように当会は地域の方々と協力して、不幸な猫を減らす活動を続けています。
18年以上の活動から、地域の方々の意識も「猫を救ってあげたい」という気持からのご連絡を頂く事が多くなってきました。
その気持ちに寄り添えるように、これからも邁進してまいります。
<ご支援くださっているみなさまへ>
「NPO法人 平塚のら猫を減らす会」は、平塚市との協働事業を通しTNRを主軸として地域の猫と人とのトラブルを減らし、飼い主のいない猫の幸せに繋がるように活動しています。
活動を通し保護が必要な子猫や成猫は、譲渡会の開催や協力して下さる保護猫カフェと共に里親様へと繋いでいます。
皆様のご支援によってこの活動を続ける事が出来ることを感謝しております。
今後とも活動を見守って頂けたら嬉しく思います。
「NPO法人 平塚のら猫を減らす会」
https://www.hiraneko.net/