[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：茨城県内

あゆむは、昨年11月に茨城県動物指導センターに保護された黒柴です。交通事故で背骨が折れており、下半身不随でした。
首輪をしていましたが飼い主は現れないため、殺処分になる可能性が高いと判断し、同11月に当会が引き出しました。自力で排尿ができないため、毎日2回は人の手で圧迫排尿する必要があります。さらに噛み癖があるためやっかいでした。
圧迫排尿の時に犬の体を触っても簡単には噛まれないように首にカラーをつけました。下半身が動かず散歩ができませんので、シェルター屋内に1畳ほどのスペースを作り、そこでフリーにして最低限の運動ができるようにしてやります。
限られた狭い場所を前足だけで動き回り、排尿排便し、ご飯を食べるだけのような生活でしたが、そんなあゆむに転機が訪れます。預かっていただける方が現れたのです。

預かり様宅で、慈しむように可愛がってもらうにつれてあゆむの噛み癖は無くなり、さらに、他の犬と仲良くできることも分かりました。さらに、あゆむ専用車いすが作られ、散歩にも行けるようになりました。
当初、願いとして「歩む」と名前をつけましたが、本当に散歩に行けるようになったのです。
これで、これまでの暗い生活を吹き飛ばすようにあゆむは劇的に変わり、周りがこれが同じ犬かと見まがうほど生き生きとした表情を見せるように変化したのです。そして、とうとう今年12月に神奈川県の方から家族にしたいというお申し出がありました。
先住猫のいるご家族で、猫との相性が心配でしたが杞憂に終わり、あゆむは優しいお父さんとお母さん（と猫）のいる家族の一員になれました。
本当によかったです。






野良猫のランポは人馴れしていないシャー猫でしたが、当会の猫チームはそんなシャー猫には馴れたもので、ランポのケージに注意書きをすることにより、毎日替わるボランティア間で情報共有し、どんどん人馴れを進めていきます。



ランポは人馴れはどうかなぁなんて不安に思っていたのも1週間やそこらのことで、すぐに可愛い声で甘えるようになりました。これには猫チームもうれしい驚きというかもうメロメロです。
そして、初参加の譲渡会でも超絶可愛い声で猛アピールし、なんと初参加で初トライアルとなりました。ふふふ、つまりランポはとっても甘え上手だったんですね。
しかし、何事もそう順調には行きません。トライアル先は先住猫がいるお宅で、最初は布で覆ったケージ越しの挨拶からと慎重に進めますが、先住猫はランポを威嚇し続けます。これでは譲渡は無理かとあきらめかけましたが、里親希望者さんのたっての希望でトライアル期間を2週間に延ばしました。
すると、期待通り2匹はお互いに心をゆるすようになり、一緒に寄り添ってリラックスできるようにまでなりました。



こうして、ランポはシャー野良猫からめでたく家ネコになったのでした。



ランポよかったね。


＜ご支援くださっているみなさまへ＞
いつも多くの皆様からご支援をいただきまして、本当に有難うございます。CAPIN会員一同、心よりお礼申し上げます。
当会（CAPIN）は、外部の皆様のご支援とご寄付を元にしたボランティアの会員さんの活動で成り立っています。いただきましたご寄付で、多くの保護犬猫に医療を受けさせ、十分なフードを与えることができ、多くの小さな命を救うことができました。
また、金銭的にだけでなく、我々の活動を支援してくださっている方々がいらっしゃるということが強い心の支えにもなっております。茨城県は昨年殺処分ゼロを達成しました。当会は現在、殺処分ゼロを維持するために、殺処分になりそうな犬を引き出し、行政と話し合うなどさまざま腐心しております。
また野良猫を減らすためにTNRを精力的に進めております。われわれが目指す人間と動物が楽しく調和して生活できる社会にはまだまだ程遠いですが、今後とも、当会はそれを目指して階段を一歩一歩登っていく所存でございます。
今後ともご支援を賜れば幸いです。大変有難うございました。

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「認定特定非営利法人　 動物愛護を考える茨城県民ネットワーク（CAPIN）」
HP：http://www.capinew.jp/
blog：http://ameblo.jp/capin-blog/