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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2023年06月26日

「猫のミーナ」さまの活動レポート(2022年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:神戸市内全域

今年度から、"猫のミーナ"では、神戸市動物管理センターから引き取る子猫に関して、エイズ陽性と反応が出た仔猫を優先的に引き取りたいとの事をお伝えしました。

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今まではたぶん、日本全国どこの行政も血液検査の判断で、エイズや白血病の猫は安楽死にしているかと思います。 全て引き受けていたらセンターがパンクしてしまうので、そんな判断にしているのも仕方がないことかもしれません。 ただ今まで保護活動をしてきた経験上、仔猫は!特に乳飲み子の陽性反応に関しては、お母さん猫の免疫が切れる3ヶ月~4ヶ月になると、陰性に転化することがほとんどでした。
それで今年度は、神戸市動物管理センターがエイズがどう変わるかの実績を兼ねて、"猫のミーナ"としていずれはエイズ陰性になるであろう、子猫の命を救いたいとの申し出を受けて頂きました。

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まだ目も開かない仔猫たちをミルクボランティアとして育ててきていますが、エイズ陽性の仔猫と陰性の仔猫との発育の違いも、生命力の違いも全く差はありませんでした。
育てる上でいつ、陽性から陰性に変わるかを確かめるために(記録を残すために)1カ月ごとの血液検査が必要でしたが、みんなスクスクと育ってくれました。
でも70gや80gで来た仔猫は未熟児ゆえに亡くなってしまい、残念でした。
引き取って育った子猫たちは、2ヶ月半~3ヶ月半くらいで陰性になっています。

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2022年12月現在はただ1匹だけ、3ヶ月半の仔猫だけが未だ陽性ですが、それでも良いという里親さんの元で暮らしています。
エイズという言葉が印象的には悪いイメージが浮かぶからなのでしょう。
譲渡会でエイズキャリアの猫が参加している場合いに、よく聞かれるのが 「猫のエイズって人にはうつらないの?」 です。
イヤイヤ、猫同士でもケンカをして噛み合いでもしなければ、一緒に生活する猫どうしではうつりませんよと、お伝えしています。
ましてや、人にうつるなんて事は、絶対に無いので安心してくださいと。
そしてエイズ陽性だからといって、寿命が短いという事は無くて、以前エイズ陽性という老猫をそれぞれ看取りで引き取りましたが、21歳と18歳で亡くなりました。
飼い主の方がそれぞれご高齢で亡くなってしまい、残された高齢の猫を引き取ったのです。
ストレス無く、愛情をかけて一緒に暮らしていれば、猫はいつまでも元気で長生きしてくれると思います。
先の赤ちゃん黒猫が今は陰性になって、こんなに大きくなりました。

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今年度に引き取ったエイズ陽性の仔猫たちが、陰性になっても、陽性のままでも、愛情を持って育てて貰えたら嬉しいです。


<ご支援くださっているみなさまへ>
皆様からのご支援は、ミルクボランティアをするための赤ちゃんを育てる事に使わせて頂いております。
まだまだこれからも、1匹でも多くの仔猫を救えたらと思っております。
ご支援いただき、感謝いたします!ありがとうございました。



「猫のミーナ」
http://miina300.blog.fc2.com/
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