[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

先週ご紹介した、保護猫譲渡の舞台となったJam美容室。
先週の土曜に尋ねると、店内には......。



わあ、秋の果実のような木の実のような、みずみずしい目をした子猫さんが！
きみは、だあれ？



「ボク、雪丸です。黒いけど。なんでこの名前になったかは、お母さんに聞いてね」



雪丸くんのお母さんは、Jam美容室のスタッフのNさんです。
綺麗なお姉さんだけど、実は,小学校5年生、3年生、年中さんの3児の母。
そう、以前ご紹介した虹丸くんのお母さんであるのです。
（2021年7月27日『通い猫、虹丸くん』参照）

雪丸くんがN家の２匹目の黒猫となったいきさつは、こうです。
（以下、写真9枚、Nさん提供）

6月後半の月曜日の朝。
早朝から、外で子猫の鳴き声がずっとしています。
「お母さん猫にはぐれた声だね」
Nさんと娘ちゃんは、外に探しに行きましたが、声は途絶え、職場や学校に行く時間となったため、断念。
夕方、Nさんは、美容室オーナー夫妻と一緒に出勤するキジトラ猫マサムネと一緒に帰宅。美容室は火曜がお休みなので、ときどき、仲のいい虹丸とマサムネはお泊りごっこをするのです。
子猫の鳴き声はまた聞こえてきました。2階の窓からマサムネと一緒に子猫捜索をしていた娘ちゃんが「黒い子猫が通った！」と発見。
子猫はお向かいの家の倉庫に入っていきました。
お向かいさんも、子猫の鳴き声に気づき、外に出てきました。
娘ちゃんはチュール片手に、飛び出していき、裏の猫飼いのご夫婦も洗濯ネット持参で、やってきます。
お向かいの家のお父さんとお兄ちゃん、裏のおうちのご夫婦、さんと娘ちゃん。総勢6人で、「早く捕まえないと、子猫の体力が持たない」と、大捕り物スタート。
子猫は、難なく、保護でき、N家で引き受けることになりました。



ふと、自宅の2階を見上げたら、ニンゲンたちの必死な捕り物の一部始終を監視していたらしき2匹の姿が。マサムネは『捕まえたね。やっとか』という顔つきだったとか。
「娘は、黒猫が大好きなんです。息子たちも、猫のカタチをしていれば、どんな色でもどんな顔でも大歓迎」



シャンプーしてもらって、娘ちゃんに抱っこされる子猫。
獣医さんでは、生後7週くらいとのこと。体重はたった790グラムでしたから、暑い時期、保護が遅れたら危ないところでした。



美容室で預かり子猫に慣れているマサムネくんは、保護後、さっそくケージ前にへばりつき、「よくきたな」と歓迎します。
子猫の方は、お母さん猫が黒猫だったのでしょうか、ちょっと離れた場所にいる虹丸くんに、「ねえ、ねえ」と盛んに話しかけて猛アピール。
「うっせえ」という顔だった虹丸くんも、翌日には、こっそりケージに近づいていました。



「雪丸」という名は、子どもたちが、「虹丸と同じ〇丸がいい」と言い、下腹にほんのちょっと白い毛があったことから、snow manファンのNさんが「雪丸」と名付けました。



虹丸の後をついて回って、お兄ちゃん尻尾をこっそりオモチャにする雪丸。



とっても仲良し兄弟となりました。

「保護したときは、ちょっと目が尖がっていて、同じ黒猫でも虹丸とは目が違うと思っていましたが、みるみる虹丸と同じまん丸な目になりましたね」と、Nさん。



「末っ子くんの添い寝も任せて！」



「お父さんが、壁にボクたちが上れる棚をつけてくれたけど、虹丸お兄ちゃんは体重が増えちゃって、ひらりと上れないみたい」



マサムネ大兄ちゃんがお泊りに来た日には、プロレスごっこで大ハッスル。



というわけで、雪丸くんは、お母さんのNさんの出勤日には、たいてい虹丸くんと一緒に美容室に出勤しているのです。
すぐに虹丸くんと同じ立派な体型になるでしょうから、お母さんはケージを運ぶの大変ですね～。
ところで、あれれ、奥の猫の遊び場ブースの大きな2段ケージハウスの中にも、子猫が4匹いるんですが。
黒猫3匹と、サビ猫1匹。



先週ご紹介した、出張美容師の田村さんにもらわれていった黒猫とキジトラ兄弟の残りのきょうだいたちも店内に預かったのです。
黒猫1匹とサビ猫1匹は早くもトライアルが決まりました。
残り2匹も、後に続いてうんとしあわせになあれ！

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