[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

---

実施場所：首都圏（主に千葉県）を中心に全国各所

ねこ親会（譲渡会）については、千葉県流山市、市川市にて2回、いぬ親会については、千葉県流山市、東京都八王子市・江戸川区にて計4回実施致しました。
長きにわたり続いた新型コロナウィルスの蔓延により、譲渡会についても長期間自粛が続きましたが、ようやく以前のように定期開催が出来るようになり、譲渡の機会がより多くもてるようになりました。



写真は6月4日 第507回 八王子プチいぬ親会に参加した15頭。この日は2頭にご縁が繋がりました！
なお犬については期間中、千葉県動物愛護センター本所および神奈川県横浜市の動物愛護センターより計18頭引き出し、譲渡頭数は18頭となりました。
猫については、同じく千葉県内および神奈川県横浜市の動物愛護センターより計27頭を引き取り、計28頭にご縁が繋がりました。



写真は千葉県内動物愛護センター収容時の成猫の男の子。
大きなお顔で、甘えん坊な様子を見せていた通称「ごえもん」くんは、5月中、一時預かりボランティアによって引き出され、「はく」くんという仮名を貰って譲渡の準備に入りました。
まだちょっと預かり宅では緊張気味の様子ですが、徐々に「はく」くんらしさを披露してくれることと思います。
春になると、乳飲み子や子猫が多数収容される動物愛護センター。
どうしても子猫のほうが譲渡されやすいため、成猫は決まりにくくなるのもこの季節です・・・
子猫は問答無用で可愛いし、お迎えから長い時間を共に出来、成長の過程を楽しめる反面、お留守番や体調管理に細心の注意を払う必要があります。
一方で成猫は、これまでの生い立ちや過去どんな生活を送っていたのか、全て測り知ることは出来ませんし、新しい環境へ慣れるまでに時間がかかるケースもありますが...
次第に心を開いて貰いつつ、互いに歩み寄るという、醍醐味を味わわせてくれます。 体調面でも安定しているため、長時間のお留守番も上手にこなしてくれます。
ご自身の家族構成やライフスタイルに照らし合わせ、保護猫達のそれぞれの特性やお世話に費やせる時間等を考慮して、ぜひ子猫成猫どちらにも、平等に目を向けて頂けたら幸いです。



こちらの写真は、「ミチコ」さんという仮名の預かりっ子でした。
個性的で愛嬌たっぷりな、可愛い三毛柄のミチコさんは「小脳形成不全」という疾患を抱えておりました。
小脳形成不全は、猫汎白血病減少ウィルス（別名：パルボウィルス）感染により、小脳に異常が生じ、動作に支障が出る疾患です。 母猫が妊娠後期にパルボに感染し、生まれた子猫に小脳の形成不全が出る...というケースなどが多いと言われる、所謂先天的な疾患です。
しかしながら幸いなことに、この疾患は多動になったり、通常の猫とは少し異なる動きをするものの、悪化することはなく、寿命も普通の猫と変わらないといわれています。
ミチコさんには、どうも耳も聴こえていないような様子もあったようですが、預かりボランティアは、ミチコさんの障害は、「ミチコが持って生まれた個性」と捉え、沢山の可愛い姿、ミチコさんらしさをアピールしてくれました。
その甲斐あって、ミチコさんは理解ある素敵なご家族に見初められ、あっと言う間に譲渡となりました！
保護猫の中にはミチコさんのようにハンデを負った子もおり、お外で一人で生きていくのが難しい子もいます。
しかしながら、ほんの少しの手助けと沢山の愛情を持ってお世話してあげることで、猫達は逞しく、立派に生きてくれます。
是非、みなさんも「ハンデは個性」と考え、ハンディキャップのある子や、エイズ・白血病キャリアの子達についても理解を深め、前向きにご縁を検討下されば嬉しい限りです。


＜ご支援くださっているみなさまへ＞
いつも変わらぬご支援を頂き、本当にありがとうございます。
ちばわんの活動を長きにわたり、多大に支えて下さるフェリシモ様、そして皆様のお陰で、長年活動を続けてこられました。
ちばわんも今年は設立21年目に入ります。
初心を忘れることなく、これからも犬や猫達のために、「不妊・去勢手術こそが、動物愛護の第一歩である」という信念を貫いて参ります。

---

「ちばわん」
http://chibawan.net/