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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2023年10月30日

「NPO法人平塚のら猫を減らす会」さまの活動レポート(2022年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所: 神奈川県平塚市

【活動報告 その1】

市内の会社の敷地内で、怪我をしていた猫を保護し、治療、譲渡へと繋げたお話です。
当会会員Kさんの自宅から程近い会社の敷地内に1匹の黒猫があらわれ、従業員さん数名でお世話をされていました。
その様子を見かけ声をかけたKさん。まだ生後半年位の大きさで人慣れしているようだし、このまま外で世話するより保護してお家を探してあげたら?と提案し、Kさんの自宅で保護することになりました。
まずは初期治療のため病院へ。身体の何ヶ所かに傷があるようだとは聞いていましたが、実際に診察していただいたところ、傷は四ヶ所ありました。かさぶたになっていたので様子をみることになりました。
その後二日間は飲まず食わずでじっとうずくまっているだけでした。あまり動かないので身体をなでてあげました。すると右足の付け根あたりから膿と血が噴き出しました。相当な量でした。化膿した痛みでご飯も食べられずじっとしていたのでしょうか。
病院で縫合してもらいましたが、傷口はすぐ裂けてしまい、その後も2回縫合しました。自宅では消毒、粉末止血剤を繰り返し、回復までに3ヶ月かかりました。傷が良くなりだした頃には、ご飯も沢山食べるようになり、朝から晩までよくおしゃべりをし、ベタ慣れでした。
そして、いよいよ譲渡会に参加できるほどになり、市内にお住まいの中学生のお子様とご夫婦で暮らす現在の里親さんにご縁が繋がりました。
クロちゃんと名付けていただき、可愛い可愛いと、とても大事にしてくださっています。

それから数ヶ月後、Kさん宛てに母の日にとても嬉しいお便りが寄せられました。

ボクには、3人お母さんがいます。
1人目は産んでくれたお母さん
2人目は救ってくれたKさん
3人目は今のお母さん。
お母さんありがとう     byクロ

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里親さんからのお気遣いには本当に感謝いたします。
行き倒れになっていたかもしれない猫が、こうして幸せを掴むことは、私たちボランティアにとってこの上ない喜びです。

【活動報告 その2】

毎年4月~6月は猫の出産ラッシュに伴い、捕獲や保護など、ご相談が非常に多くなります。
その中でも特に市内の丘陵地帯では、農家さんの敷地や広々とした畑が多く、のら猫が住みやすい環境が整っています。昨年もご相談を受け8匹TNRしましたが、今回は少し離れた場所で4月初めに、メス10匹、オス3匹の合計13匹をTNRしました。
これからは、地域の皆様に見守っていただきながら、穏やかに余生を過ごしてほしいと願います。

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【活動報告 その3】

市内には、畑や自然も多く、緑豊かな風景は心和ませられますが、用水路も混在します。
その用水路に子猫3匹落ちて鳴いているとご相談がありました。ありがたいことに市の職員さんが 落ちた子猫を救助してくださいました。その後の保護は、当会が引き受けました。
初期治療のため病院で診察を受けたあと、ドロドロの身体を綺麗にシャンプーして見違えるような美猫ちゃんになりました。 新たな里親さん探しに向け会員が頑張ります。

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これからも平塚のら猫を減らす会は、行政、自治会、市民の皆様と一体となり、地域猫活動に取り組んでまいります。
野良猫の数をゼロにするのではなく、地域のトラブルの数をゼロにすることを目標に、人も猫も住みやすいまちづくりを目指していきます。


<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも皆様から多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、2022年はTNR数が208匹、保護猫の譲渡数は117匹でした。
これもひとえに皆様からの温かいご支援があってこそと、会員一同、心より感謝申し上げます。
私たち「平塚のら猫を減らす会」は平塚市を中心として、飼い主のいない猫を捕獲し、不妊去勢手術を行い、元の生活場所に戻すTNR活動を主軸に、定期的に保護猫の譲渡会を開催し、新たな里親を探す活動を行っております。捕獲をした猫の中には、病気を患っている子、怪我をしている子、様々ですが、完治するまで保護が長引く場合もあり、不安な気持ちを抱くときもご支援くださる方からの励ましの言葉に勇気づけられます。これからも平塚のら猫を減らす会をよろしくお願いいたします。



「NPO法人平塚のら猫を減らす会」
https://www.hiraneko.net/
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