フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:札幌市東区
春の訪れがいつもより早く感じた今年の北海道ですが、昨年度から継続的に保護が続いている多頭飼育崩壊案件が複数あり、妊娠している子のレスキューが前半多くありました。
ねこたまごでは、毎年7割以上が生まれたばかりの乳飲み子の保護をしています。今年は4月中旬に今年度最初の子猫のレスキューがありました。
生後3週、離乳期ギリギリの大きさで4頭そっくりな兄妹でした。
保護名は、たらこ・カルボ・ぺペロン・イカスミ。パスタ兄妹と名付けました。
すぐにミルクボランティアさんにリレーします。
子猫達は離乳し生後2~3ケ月になるまでに駆虫・ワクチン・マイクロチップの挿入を行い、新しい家族探しがスタートします。
パスタ兄妹は募集開始後すぐに家族が決まり、それぞれ幸せに暮らしています。
その後も多頭飼育崩壊宅からのレスキューが続いた6月のある日。
定期的に保健所に収容されている保護猫たちの体調不良の子など、気になる猫を確認している中、明らかお腹が大きくて乳首が張っている子がいました。
オス3頭とメス2頭の5頭で飼育放棄され、全頭避妊去勢手術されてなかった為、妊娠している様子。本当に無責任な飼育放棄が後を絶たないです。
もう一匹の女の子は妊娠しているか微妙な感じでしたが、未避妊ですし、乳首も張ってて妊娠してる可能性大で、しかも2匹同じゲージに入っていて仲良くくっついていた為、しばし悩んで結局2匹まとめて保護してきました。
行政では、出産して動愛法で規定されている生後8週まで乳飲み子の育児をしていくための管理する人手もスペースの余裕もないので、
避妊手術時に堕胎となるのが現状です。
違いを探すのが難しいくらい、双子のようにそっくりなこの姉妹は英里ちゃんと友里ちゃんと名付けました。推定4歳。
仲良しなので2頭一緒に預りボランティアさん宅へ。
病院でエコーをかけると、英里ちゃんはやはり妊娠していて、友里ちゃんは今のところ妊娠していませんでした。
とても人慣れしていて、お腹の同じ場所に白い柄があり見分けがつきません(笑)
そしてレスキューから2週間後に英里ちゃんは出産しました。
そしてなんと!姉妹二人でママしているんです!
猫によっては育児放棄をしてしまう子もいるのですが、そんな心配は一切なく、姉妹二人で仲良く育児をしています。
オス3匹、メス3匹、計6匹無事に産まれました。
友里ちゃんは赤ちゃんはもちろん、英里ちゃんの濡れた体も懸命に舐めてくれています。
おや?1匹だけ友里ちゃんのおっぱい吸っています(笑)
なんとか英里ちゃんママに導かせ、みんなチューチューおっぱいを飲んでくれています。
とにかくママが2匹いるので安心です。
みんなすくすく育ちますように。
<ご支援くださっているみなさまへ>
昨年度の保護猫たちは重度の猫風邪で状態の良くない子が多く、さらにはFIPを発症するなど多額の医療費がかかりました。フェリシモ様を通じて、ご支援下さる多くの皆様のお陰で、猫達を保護して必要な治療をし、新しい家族へと繋げることができました。
心よりお礼を申し上げます。
「非営利型一般社団法人ねこたまご」
https://www.nekotamago.org/