[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口１００円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

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実施場所：宮城県美里町

2023年は、猛暑の影響のためか、子猫を保護する方々が多く、里親募集のため譲渡会への参加の依頼、そして、その方々への協力要請などが相次ぎました。
また、宮城県各地で高齢者の餌やりの現場にて多頭飼育崩壊が起こり、その都度、保健所の依頼などに対応しつつ、出張での不妊手術をする獣医のもと、望まない命が増えないように、連携して協力してきました。

そんな中、１１月中旬、活動地区の管轄で、殺鼠剤による野良猫の毒殺があり、6匹の命が無残にも絶たれました。そこは、飲食店で、店主が、ひもじい思いをして集まってくる野良猫に、外で餌をやっていた場所でした。



警察と保健所も、捜査しましたが、防犯カメラなどもなく犯人を特定することは出来なかったため、残っている猫たちの命を守るためにも、これ以上の犠牲が出ないためにも不妊手術が必要だと判断し、保健所とバトンタッチが、一丸となり、捕獲機で捕獲して出張する獣医師による不妊を手術するという作業を行いました。





また、その現場には、パトロールを強化していただくように要請もしていますし、定期的に現場への見回りをしています。

2023年も、繁殖場からのリタイア犬などを、定期的に引き取りしていましたが、11月には、長野県の小型犬の繁殖場の崩壊があり、3日に一回だけしか餌をもらえていなかったため餓死している子や共食いをしている子がいるとの情報をもとに、ピストン搬送をしながら、繁殖犬の引き取りをしました。
状態の悪い子が多かったため、治療しながら飼育をし、体調が整った子達から里親募集をしているところです。

宮城県は、まだまだ地域猫の対応が遅れていますし、不妊しないまま、無責任に、ただ餌だけ与えている方々が多いのが現実です。
そのため、子猫を拾った方、保護した方には、自らの責任において里親を探すためにアドバイスをしながら譲渡会の参加もしていただいたり、里親になった方には、完全室内で飼育する方のみに譲渡して、避妊去勢を確実に行うという啓発活動を行っています。
2023年は夏休みを利用して、保護犬猫の現状と今後の課題ということで、2か所で親子勉強会も開催させていただきました。



まだまだ、力不足かと思いますが、これからも、大切な命のために、活動していきたいと思っています。

＜ご支援くださっているみなさまへ＞
フェリシモ動物関連基金を通してご支援してくださっている皆様、心より感謝を申し上げます。
2023年は、保護した犬猫が、状態が悪くて入院することが重なりました。医療費がとても増加してしまいましたが、皆様のご支援のおかげで、充分な治療を掛けてあげることが出来ました。
毎年のように、遺棄されたり、無責任な飼育で崩壊しても、犬猫が犠牲になるという事案が後を絶ちませんが、救いを求めている命がある限り、バトンタッチは、手を差し伸べ、誠実に対処し、尊い命が、一匹でも幸せになるように、行政と連携を密にし、スタッフ一同スクラム組みながら、邁進していく覚悟でいますので、今後とも、ご協力をお願いいたします。

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「宮城県犬猫里親探しの会　バトンタッチ」
http://batontouch.chu.jp