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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2024年06月12日

「こちら肉球クラブ」さまの活動レポート(2023年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:長野県長野市とその周辺

2023年からコロナ過前の状態に戻って、隔月第4日曜日の譲渡会をしっかり行ってきました。
報告の期間内では11月のみとなりますが、毎回たくさんの希望者さんに来ていただき譲渡する子たちもたくさん増えて本当にありがたかったです。特にこの3か月間では残っていた成猫の譲渡が進んだことは奇跡に等しいと思いました。

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譲渡会の様子

軽井沢からも依頼が来ました。
活動範囲内ではありませんでしたが話を聞いたら放っておけないので、どうしてもこの子を保護したい、自分が引き取りますよという上田市内に住むメンバーが申し出てくれましたので、軽井沢まで何度も通って様子を見つつ、会の子として引き取る段取りを付けました。

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軽井沢の保護猫

キジトラのメス、仮の名前メローちゃんと名前を付けた子は、観光地という事もあり、非常によくない状況で生活をしていました。
依頼をしてきた方は、見るに見かねてお世話をしながら捕獲してくださいました。そのためこちらで引き取ることができました。
成猫で野良猫生活をしていたため人には慣れてはいても室内に慣れさせるのが大変で2回ほど脱走、そのたびに捜索して地元の方にも協力していただき、見かけたという場所で確保、その後はしっかりと脱走防止をすることを徹底しました。
おかげで、少しずつ慣れたことから、譲渡会にエントリーすることにしました。
そしてメローちゃんは、長野市内の別の預かりさんのお宅でお世話をお願いしました。そして、11月には一時預かりメンバーの方のお宅にもなれたころ、ご家族の方がメローちゃんが、かわいいという事から手放せなくなってしまったため、そのままメンバーのおうちの子となりました。

また迷子かもしれないという猫が長野市内のある大きな公園の付近の畑に来るようになったがどうしたら良いかという相談が来ました。
人なれはばっちりで、手からおやつも食べるしなでられることも平気なので、もしかしたら飼われていた可能性もあるかもしれないという事から、行政にも届け出ました。
健康診断の結果まだ1歳~2歳位で病気もないのでこれから寒くなる時期という事もあり、連絡をくれた方に保護をお願いして会の方で一旦引き取りました。
そして飼い主さんが現れるまで待つ事になりました。その結果SNSでの呼びかけや届け出にも名乗りをあげてくる方がいないことから、遺棄された可能性もあるかもしれないと考え、譲渡会にいらした希望者さんと話し合って、もう少したってからトライアルという事にしました。
保護した場所の公園の周辺は山も近いし、人里もあり、遺棄する可能性のある場所と聞きました。おなかをすかせてゴミ箱や畑をうろうろしていたかわいそうな子なので何とか幸せになってもらいたいという願いから、12月中にトライアルに出す事になりました。

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遺棄された可能性のある保護猫

11月は子猫の引き取りシーズン前でしたので、この成猫たちは譲渡につながりましたが、まだまだ、山に遺棄されていた子や譲渡できないで残っている子たちは預かりさんのところに13匹ほどいます。
大人猫には大人猫の可愛さがあります。まず人間との生活に慣れていて、大騒ぎをしてお部屋の中の運動会があまりないこと、じっくりゆっくりした性格が多いため一緒に生活するには適している子達ばかりです。
ご家族の皆さんでかわいがってくださるには1歳以上5歳未満くらいがおすすめだと思います。またエイズキャリアであっても発症はせずに元気でいます。
ストレスフリーの落ち着いた生活と、おいしいごはんをたっぷりもらうと、病気無しで過ごせることもできます。今までも里親さんに恵まれたエイズキャリアの子はいます。皆元気にしていますのでご理解いただきたいと思います。

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一時預かりさんの家に残っている成猫たち


<ご支援くださっているみなさまへ>
ご支援いただいている皆さま、いつもありがとうございます。
私たちは個人で始めた猫好きが集まるグループです。大きな団体と違って、かかる費用は皆様からのご支援が頼りです。猫は春と秋のシーズンだけでなく、子猫が生まれて1~3か月くらいまでの子たちを引き取ることが絶えることがありません。
また迷子の子や、一般の方の手に負えなくなった、という外の子達の保護は常に相談が有って無くなることはありません、TNRやTNTAは市民の方にもだいぶ浸透してきて、その意識も高く協力しながら猫達の命をつなぐという事をしています。ですが医療費面の必要性はその分多くなっていて、私たちボランティアの負担も増える結果となっています。
せめて、不妊化手術やワクチン駆虫などはしっかりやっていきたいので、ご支援いただいた中から保護猫たちに割り振っています。どうぞその辺のご支援を今後もよろしくお願いいたします。
皆様からのお気持ちが不幸な猫を減らすことにつながります。里親さんも猫もみな幸せになる、活動のための基金は心からありがたいと私達メンバー全員、感謝の気持ちでいっぱいです。



「こちら肉球クラブ」
https://sites.google.com/view/kochira-nikukyu
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