[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

「ランチ予約がなかなかとれないカフェの予約がやっと取れたんですが、ご一緒にいかが？」
そんなお誘いを受けて、夏の一日、出かけてきました。



わ、わ、わ！
思わず小さく歓声を上げてしまいました。



なんたる風景。猫が店内で涼んでいる！　しかも大テーブルの上で。



本棚の上には、三毛さんも。



フロアには、うす三毛さんも落ちてます。
こんなに猫が自由にしてていいんでしょうか。
いいんです。だって、この店には猫好き中の猫好きしか来ませんから。お店の名前がこうですもの。



ここは、房総半島の真ん中、茂原市にあるカフェ「猫のしっぽ」。
昨年3月にオープン以来、わかりにくい路地の奥にありながら、訪れる人がひっきりなし。訪れた人はすぐまた行きたくなるという人気店なのです。
それは、心を込めて手作りされる食事やスイーツの美味しさ、友人の家に来たような居心地の良さ、店主夫妻のお人柄、そして猫スタッフたちの自然体のおもてなしと、3拍子も4拍子も揃っているから。

オーナー夫妻が店舗兼ご自宅で飼っている猫たちは6匹。みんな保護猫です。
一番の古参は、北海道から連れてきた9歳のキジ猫モナカくん。



穏やかで、お客さんにもフレンドリー。



4歳のうす三毛のよもぎちゃんは、千葉県に来てからの保護猫組です。
よもぎちゃんは、母猫から育児放棄されていた子猫で、知り合いからもらい受けたそうです。



3歳の黒猫ひじきくんは、仔猫の時にカラスに脚を突かれていたところを、保護されました。



ベージュのとろろくんは、7歳で北海道組。こう見えてけっこう人見知りで、あんまり店内にはやってこないのですって。



お客様の写真モデルを務めていた三毛猫のしらすちゃんも、3歳。
瀕死の状態で、家の前にいた子猫で、お医者様には「育たない」と言われたものの、こんな美人さんに育ちました。



黒キジのこつぶくんは、まだ1歳。一番の新入り。動物病院からの引き取り猫さんです。
ふだんは2階の自宅住まいの6匹が、こうして全員店内に揃うことはめったにないとのことで、何とも至福の夏の午後を楽しみました。



猫好きたちが集まるので、どのお席も笑顔、笑顔。食事がすんだあとは、近い席同士で猫話がはずみます。畑がまだまだ残る道中の風景も楽しみました。



オーナーご夫妻は、ご自宅飼い以外にも、捨てられていた仔猫の保護や譲渡、看取りもなさってきました。 「猫のしっぽ」のお料理や猫たちの日常は、インスタグラムでどうぞ。

https://www.instagram.com/neco_no_sippo/

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「道ばた猫日記」から書籍が生まれました。


『猫との約束』
猫は人生にドラマを運んでくる。ささやかでも、至福のドラマを


『寄りそう猫』
しあわせは猫の隣り。心温まる17の実話。


『猫だって......。』
ふつうの猫たちが語る、22の愛情物語。


『里山の子、さっちゃん』
動物たちはやさしく、気高い。助け合い、ともに生きる猫たちの物語。


『しあわせになった猫 しあわせをくれた猫』
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