フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:福島県内
1.どんちゃん
多頭飼育Sさんの白血病陽性の猫ちゃん11匹を2019年10月の台風の為(水害予防)にアニマルライフサポート福島(以下、アニサポ)のシェルターに避難、預りをして今年で5年になります。
どんちゃんはSさんの猫ちゃん達の中で1匹だけ長毛のキジトラ♂推定7〜8歳です。
体重約3.8kg小柄?
どんちゃんカメラ目線、自慢の長毛モフモフです。
甘えん坊で我儘、気も強い子でした。甘える時は他の子がいても割込んで来て撫でると喉をゴロゴロ言いながら直ぐゴロン寝、近くに猫がいてもぶつかりながらゴロンします(笑)
預かりをして数ヵ月後、口内炎の症状がでてご飯を食べなくなりました。
ご飯を出しても食べません、食べたくても食べれ無い時はヨダレが出ます。
病院に行くと口の中の奥の方が赤く腫れてかなり痛そうです。
口内炎に効く注射は強い為、前回の注射から3〜4週間経たないと次の注射ができないと言われました。
体調にもよりますが注射をして約2週間は痛みが取れ嘘の様にバクバクご飯を食べる様になります。その間に栄養のあるフードを食べさせて体力をつけ、3週間目辺りからまた痛くなり食欲が落ちてくるので次の注射を打てるまでの間は飲み薬の錠剤2種類(抗生剤、ステロイド剤)を毎日ご飯に混ぜて上手く飲んでくれるとその後1〜2週間はご飯を食べる様になります。
その後はまた食べなくなり飲み薬も飲めず病院で注射をして貰います。
この過程を約5年間毎月続けて来ました。
口内炎が酷い時にグルーミングをすると体毛がカピカピに固まります、匂いもきつくなります💦
ウェットティッシュで拭いてもあまり綺麗にならずどんちゃんも匂いでたぶん?嫌になりそうな程でした。一度夏に病院でサマーカット(頭の部分の毛だけ残して)にして貰いました。
サマーカットしたどんちゃん、スッキリしたけど・・・
冬寒くなる前には新しい毛も生えると思いながら!
どんちゃん自身の身体の悪臭から解放させてあげたい💦見た目は子ライオンです!
同居猫ちゃん達には初めはシャーシャー言われました💧が新しい毛も徐々に生えてきました。
仲良しのヒデオ君と一緒、どんちゃん新しい毛がポワポワ生えてきました。
先生には注射も何時迄効くか分からないと聞いてたので毎回注射の度に食欲が復活してくれる様に、白血病の発症もしない様にと祈っていました。
しかし今年の3月頃から注射をしてもあまり食欲が復活せず1週間くらいで食べなくなりました。
どんちゃんは痛くなると口回りを触られるのが嫌で口の中の状態を暫く見ていません。
別の病院で吸入麻酔をして貰い、口の中を見るとやはり赤く腫れ、歯も4本グラグラになっていたので抜いて貰いました。
その後徐々に復活し数日は食べる様になりました。口の中も痛くは無さそうでしたが依然の様に食欲が復活せず、段々と食欲も落ちてしまい食べなくなりました。
時々は自力で水を飲んだり猫用おやつを少し舐めたりするだけになり体重もどんどん減り週2〜3回病院で補液、注射をしながら約1ケ月以上頑張りましたが回復する事無く5月18日ボランティアさんの見守る中眠る様に亡くなりました。
最後は口内炎の痛みも無く苦しむ事もなく虹の橋を渡りました。
今頃は今年1月にリンパ腫で腫瘍ができ胸水がたまり呼吸困難で虹の橋を渡ってしまった仲良しのヒデオ君と会っていると良いなあ...
2.トラ子ちゃん
2023年の10月Oさんからキジトラ♀の野良猫ちゃんに餌をあげ、寒くなるので可哀想だから家に入れたら家の中で仔猫3匹を産んでいました。家では先住猫もいるので仔猫と出来れば母猫と4匹の新しい里親さんを見つけて欲しいと相談が有りました。
保護はOさんのお宅で出来たので譲渡の為の避妊手術、ワクチン接種、血液検査等をしました。
母猫と仔猫1匹がエイズ陽性でした。
躾、人慣れをさせている間にエイズ陽性の仔猫が猫風邪を引き亡くなったそうです。
その後人慣れもしたのでキジトラの母猫キキちゃんとキジトラの姉妹トラ子ちゃん、トラミちゃんが譲渡会に参加してトラ子ちゃんが一足早く譲渡が決まりました。
トラ子ちゃん(トラ子→さくらに改名)は♀の先住猫ちゃんの居るお宅に2月に正式譲渡になりました。
3月には母猫キキちゃんとトラミちゃんの2匹が一緒のご家族に正式譲渡になりました。
とても優しい猫ちゃん愛の強いご家族です。
ところが4月末頃さくらちゃんと先住猫ちゃんと、どうしても相性が合わず先住猫ちゃんがストレスで膀胱炎になってしまったのでさくらちゃんをネット掲示板に里親募集をだしていました。
ボランティアさんがそれを見てアニサポで譲渡した猫ちゃんでは?と連絡が入りまさか?と確認したらやはり2月に譲渡したさくらちゃんでしたびっくり心臓どきどきでした!
直ぐに譲渡先に連絡をしてさくらちゃんをアニサポで引取ますか?と話しその方が助かりますと言われました。飼育放棄の承諾を得てさくらちゃんはアニサポのシェルターに無事に戻りました。
譲渡書類には[継続飼養が出来なくなった場合は責任をもって新しい里親さんを探します]と書いてあったのでアニサポに相談出来なかったのだと...直ぐ譲渡書類を[継続飼養が困難になった場合は必ず連絡を下さい]に訂正しました。
里親さん家族も大変悩みさくらちゃんはもっと幸せになれる家族を探す方が良いと思っての事でした。
シェルターでのさくらちゃんはお姉様猫ちゃん達8匹にシャーシャー言いまくりでした💦
多分さくらちゃんが譲渡先の先住猫ちゃんにシャーシャー言われたのだと思いました。
シェルターの猫ちゃん達となかなか仲良くなれませんでしたが人は大好きなので譲渡会に参加してみました。
5月末の譲渡会で新しい里親希望のご家族が見つかりました。
新しいご家族には先住猫ちゃんはいません。一年前老衰で猫ちゃんを亡くしていました。
ご夫婦、中、高生の息子さん二人とおばあちゃんの5人家族で皆さん猫ちゃん好きでした。
トライアル初日から部屋の探検をしてお兄ちゃん2人と猫じゃらしで遊んで貰いました。
トラ子ちゃん走り回ってちょっと休憩中です。
2週間のトライアルの後無事正式譲渡になりました。
名前はなんとトラ子→さくら→トラ子に戻りました!今年話題の?
ご家族の皆さんにたくさん遊んで貰い、家の中を自由に走り、キャットタワーに登り降りして元気にしていました。
トラ子ちゃんキャットタワーからこんにちは!
家族でトラちゃんを大切にしますと写真、動画を沢山送って頂いています。
トラちゃんを幸せにしてくださるご家族に辿り着き本当に良かったです。ホットしました。
トラちゃん今度こそ幸せになってね~
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつもご支援頂きありがとうございます。
白血病陽性の預かり猫ちゃん達は11匹から今4匹になりとても寂しくなりました。
保護猫達も白血病の猫達もお世話しながら沢山癒されています。
何とか1日でも元気に長生きして欲しいし、環境の良い新しい里親さんの元に渡したいとも願っております。
さて只今仔猫の保護、譲渡依頼も沢山問合せがあります。預かりボランティアさんもいっぱいです!相談者の方の協力が必要です一緒に小さな命を守って欲しいと思います。どんな形でも皆様のご協力をお待ちしています微力ですが頑張りますので今後とも宜しくお願い致します。
「アニマルライフサポート福島」
http://alshukushima.jimdo.com/