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[猫ブログ] いろいろな連載と、ときどきお知らせ。

わんにゃん支援活動

2024年12月09日

「NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道」さまの活動レポート(2023年度)

フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。

実施場所:北海道小樽市

飼い主さんが入院してしまい猫が取り残されてしまったことから、北海道後志総合振興局環境生活課から地元の個人ボランティア《cat life support小樽》さんへ相談がいき、しばらく餌やりに通いながら子猫や弱っている個体を引き出していましたが、頭数の多さからこれ以上のレスキューは無理と判断されて当団体に相談がありました。

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5月8日 代表吉井とスタッフ滝澤で現地に向かいました。
自宅内は約20匹の猫がおり、猫の糞尿、物、ゴミで溢れかえり足の踏み場のない状態で、猫たちはその中でひしめき合って暮らしておりました。長年に渡り去勢・避妊手術を怠たり多頭飼育に陥ったこの家族は、生活衛生環境を破綻させており人間も猫も住めるような環境ではありませんでした。

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この様な状態であることは行政の耳にも届いているはずですが、しかしながら行政の手が入らないことに疑問を感じずにはいられません。そして先日、残念ながら飼い主さんはお亡くなりになりました。
猫たちの面倒を見てくれる人はもういません。
年齢にかかわらず生きていれば誰にでも思いのよらない病気や怪我などのアクシデントがあります。改めてペットの飼い主は自分に何かあった時に備えることが大切だと思いました。
飼い主さんが亡くなられた場合我々、民間団体やボランティアに委ねられるしか無いのです。この度の案件では入院中の飼い主さんに会うことができない為、費用負担などのお話しは関係機関から伝えてもらいました。
この様な場合の費用負担は当団体に全てかかってくることも多々あるので今後の課題となっています。

健康状態の悪い猫、子猫、比較的人馴れしている猫を優先して保護し動物病院にて医療行為をしました。

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今回、地元のボランティアグループの《cat life support小樽》さんが迅速に対応してくださったお陰で、猫達は飢えることなくツキネコに繋がることができました。現在も残っている猫たちの面倒を見てもらえています。

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風邪症状が酷く身体もガラガラだった白黒3匹も、しっかりケアして元気になってきました。今後も協力しあいながら残りの猫達をレスキューしていく予定です。


<ご支援くださっているみなさまへ>
小樽市の猫問題に関してはツキネコ北海道としても過去数年間関わり続けていますが、どれほどの案件を受けどれほど保護して来たかわからないほどです。しかしならがら民間団体や個人ボランティアに丸投げが多く問題解決には至っておりません。
その背景には小樽市が動物の愛護及び管理に関する法律(以下「動愛法」といいます。)を所管しておらず、法令上は、実施義務がある業務ではないからです。また、動愛法を所管している札幌市や旭川市のような猫の収容施設もなく、収容した猫を飼養するために十分な人員もいないのが小樽市の現状です。
観光で有名な小樽市ですが市の財政は危機に瀕しており高齢者問題や空き家問題など、華やかな観光地としての裏側にはたくさんの問題を抱えているのです。
私たちができることは限られていますが、今までの経験を活かして根本的な解決に向けて尽力していきたいです。

NOP法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道
代表 吉井美穂子



「NPO法人猫と人を繋ぐツキネコ北海道」
https://tsukineko.net/
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