フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:主に焼津市、藤枝市
★あめちゃん(1歳前後、メス)
ある日、会員宅の庭にひょっこり現れ、何か言いたそうにずっとこちらを見つめていた白黒の猫。
1日中ずっといるため窓を開けたところ、外に餌があるにもかかわらず、見向きもせず家に入ってきました。
警戒心もなく、スリスリと寄ってきます。
迷い猫のサイトを見ても掲載はなく、そのまま保護することになりました。
健康診断の際、気になっていた呼吸の仕方を先生に相談し、レントゲンを撮ったところ、「横隔膜ヘルニア」(強い衝撃で横隔膜が破れ、臓器が胸の内部に押し出される)であることが分かりました。
足の骨も折れてそのままくっついた形跡があるようで、おそらく交通事故にあったのだろうとのことでした。
会に相談し、さっそく手術を行い、合併症の恐れもあるということで48時間の経過観察後、無事に我が家に帰ってきました。
以前と変わらず甘えん坊で、ひと安心。
手術前はチビ猫と遊んでもすぐに疲れてバタンとしてしまっていましたが、これからは他の子たちと同じように、元気に走り回れるようになるといいね!
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外で訴える目のあめちゃん
![wannyan-240623-2.jpg](/blog/wannyan-240623-2.jpg)
手術後でくつろぐ
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すっかり家猫
★こまちゃん(1歳前後、オス)
こまちゃんはある日突然、会員宅の庭に現れた猫です。
餌をあげ始めて三日目くらいに、右前足を地面につけない状態で歩いてきて、1日様子を見たけど改善しないため保護しました。
病院で緊急の去勢手術と、足の診察をしていただきましたが、異常無し。
自宅に帰ったときには、すでに足を引きずるなどの様子もなくお元気でした(笑)。
「保護してもらいたい!飼い猫になりたい!」とこまちゃん自ら考えて、演技したのでは?と思っています。
性格は「人間大好き、猫大嫌い」。
そして譲渡会デビューで素敵なご縁をゲットしました!
焼津市在住のM様は子猫まつりの譲渡会で、あえて大人猫のこまちゃんを選んでいただき、本当に嬉しい限りです。
M様の娘さん2人に沢山遊んでもらって一人っ子を満喫しているこまちゃん、これからも楽しく過ごしていくことでしょう。
甘えん坊でさみしがりのこまちゃんをどうぞ、よろしくお願いします。
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M様宅の娘さんと仲良し
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腹見せでリラックス
<ご支援くださっているみなさまへ>
今回は、猫が自ら助けを求めてきたケースを報告させていただきました。犬や猫は、本当に意志があるように、助けを求めたり、自分から飼い主を選んだりします。自分で人生を切り開く姿に、私たちも見習うことが多々あります。
このように皆様からのご支援で、緊急に治療が必要な場合でも不安なく助けることができており、大変感謝いたします。
最近は明らかな「捨て猫」は減っている傾向ですが、地方で増え続ける「空き家」でノラ猫が出産したり、経済的に苦しい一人暮らしの高齢者が不妊手術できずに多頭飼育になってしまうケースが絶えません。
終生飼養や治療費も継続的にかかっています。不幸な犬猫を1匹でも多く助けられるよう活動しています。引き続きご協力よろしくお願いいたします。
「認定NPO法人まち・人・くらし・しだはいワンニャンの会」
https://www.wan-nyan.org/