フェリシモ猫グッズの販売額の一部である「フェリシモの猫基金」、フェリシモメリーポイントの「動物たちの保護と飼い主探し支援」、 毎月ひと口100円「フェリシモわんにゃん基金」等でみにゃさまからご支援をいただいている団体さまの活動レポートです。
実施場所:埼玉県内
① 今年は、子猫が遅くまでいる事がビックリする事でした。
猫の出産は、春と秋の2回が標準です。
春と秋に産まれた子は、ほとんど、年内に不妊手術が済みます。
しかし、2024年から冬の子が出て来たのです。
毎年、冬の子は、育たない事が定説です。
それが、出産場所が暖かいのか、暖冬が続いたせいか、子猫が育っているのです。
そのかわり、とても免疫力が弱く、通常なら育っていない子猫達も育った事で、猫にとって眼が病む事が多く、今回の子猫もほとんどが眼を病んでいます。そんな年末になりました。
毎年と違って、年末に不妊手術も出来ない子猫が多くなり、2㎏前後の子猫が7匹もいます。
病院でも子猫用ネクスガードの在庫がない。
もう子猫は終わりだと思っていたとの事。
それだけ秋の出産で保護する子が増えたのでしょう。
さらにその子達は、少しは違っても同じ地域です。
秩父で有名な店の店主が不妊手術に非協力的。
色んな方法で説得するものの、聞く耳も持たずの店主。
ここから増えた子猫達は、眼が大変なことになっています。
何故なら、母猫がお客さんの残したご飯の残りを食べているからです。
産まれた仔猫達は、亡くなって行く子も多く、幸いにして救えた子は眼球摘出の子も。
こういう場所からの母猫を地域でどうするか思案中です。
② 悩んで、悩んで実施する事にしたリンパ腫(癌)治療のトヨ君
トヨ君の鼻腔リンパ腫は、治療しなければ間もなく亡くなる状況でした。
鼻腔に出来る癌のために恐竜のような顔に。
こんな顔になり見ているのが辛く、また悪性リンパ腫は抗がん剤治療をすると緩解する事もあるので、治療する事を選択しました。
その治療は毎週、1年間38週も抗がん剤の注射をします。
どこまで良くなるか解りませんが、できることをやってあげようと開始しました。
まだ3回目ですが、一進一退の治療が始まりました。
③ お見合いに連れて行った先のお宅が汚部屋
とても感じの良い男性単身者。
リュウセイ君をとても欲しいと希望。
きっと、良い相棒になるかもと期待して連れて行きました。
ペット可のアパートに入った途端、臭い。
もう何年も掃除らしい掃除もしていない部屋。
家具もテレビと布団しかない。
リュウセイ君もケージから後ろ向きで出ようとしない。
残念ですが、ここには置いていけませんとお伝えしました。
欲しい人、誰にでも譲渡するわけではありません。
人物が良い人であっても、飼育場所もとても重要です。
猫にとって良い環境である事がとても重要です。
ところが、数日してまた、リュウセイ君にお声が掛かりました。
2匹の選択でしたが、後日、リュウセイ君のお届けが決まりました。
とても良い女性単身者でリュウセイ君もお気に入り。
お正月前後は、動物病院がお休みになるので、環境が変わって具合が悪くなっては大変なので、お正月明けの7日にお届けをお願いされました。
リュウセイ君の事を一番に考えて頂いたとの事で、感動しました。
数日しか違わないのに天と地を経験したリュウセイ君。
リュウセイ君を幸せにして頂ける里親様を見付ける事、しっかりと見極めて決断する事が大切です。
<ご支援くださっているみなさまへ>
いつも猫の味方ネットワークをご支援くださり、本当にありがとうございます。
17年前に東京都武蔵村山市内のシェルターから秩父に移転、NPO法人となって13年目になります。
続ける事の大切を日々、実感しています。
当シェルターは、古民家をリフォームして、母屋二階建て100畳、増築離れ40畳、ユニットハウス3棟24畳があります。
当シェルターは、どこにも行き場の無い猫達の引き取りを重要としています。
その中で100匹前後の猫が増減しています。産まれてしまった子猫、捨てられた猫、野良猫の餌やりが出来なくなった猫、飼えなくなった猫などが持ち込まれています。
人に懐いている猫達は、里親探しをして飼い猫としてのご縁を繋げています。
皆様のご支援があればこそ、今後もたくさんの命が救える事に心より感謝致します。
引き続き、猫の味方ネットワークにどうかご支援を頂けますようによろしくお願い致します。
「特定非営利活動法人 猫の味方ネットワーク」
https://nekonomikatanw.org/